スミレとアリ


今日は冷たい雨が降っていますが、
そろそろ、スミレの季節ですね。
土手や道端でスミレの可憐な姿を見つけると、
春だなぁ〜と思います。



「あれっ?こんなところにスミレが咲いている〜」と思ったことありますか?
スミレって意外なところに咲いているんですよね。
それには、秘密があるんだってさ。


スミレの種は、ごちそうを付けて地面に落ちるんだって。
白くって、ゼリー状のそれはアリの大好物!
知らなかったなぁ・・・。
アリたちは種を巣に運び込んで、ごちそうを食べます。
そして、食べ残された?種は巣の外に捨てられる。


そうやってあちこちのアリの巣に運ばれた種たちは、
春になると、可憐な花をつけるっていうわけ。
もしかして、スミレの花の近くにはアリの巣があるっていうことかな?
スミレの花を見つけたら、アリの巣も探してみてね〜。




「スミレとアリ」


多田多恵子/監修
偕成社   1400円(本体)



スミレの種が飛ぶ瞬間の写真!