エミリ・ディキンスン家のネズミ


自分の気持ちを誰かに伝える時、
どんな方法で伝えますか?



エミリ・ディキンスンという名の一人の女性詩人を知っていますか?
「道化たことと崇高なこと、
些細なことと偉大なものをいっしょにして、
そのおもしろさを愛する」
それが、詩人エミリ・ディキンスンのやり方。


白ネズミのエマラインから見たエミリの暮らしと
「誰でもない」二人の友情の物語。
これは、物語でもあり、詩集でもある。
せつないまでに個性的なエミリ・ディキンスン。


エミリはエマラインで、エマラインはエミリ。
一人の詩人の生き様の物語。


エミリ・ディキンスンが1886年に55歳の若さで逝ってしまうまでに綴られた900篇の詩は
彼女が生きている間に詩集として出版される事はなかった。



「エミリ・ディキンスン家のネズミ」


エリザベス・スパイアーズ/文
クレア・A・ニヴォラ/絵
長田弘/訳
みすず書房   1500円(本体)




エミリ・ディキンスンはいつも白い服を着ていたそうです。