お皿のボタン


取れてしまったボタンってすぐにくっつけないと、
どこにいったかさっぱりわからなくなってしまいますよね。
高橋さんちのように、場所を決めたらいいですね。



北海道出身のたかどのほうこさん。
北海道新聞に「北の童話」として連載されたものが、
加筆されて単行本になりました〜。



高橋さんちは4人家族。
おじさんと、おばさんと、おばあちゃんと、娘さん。
このおはなしは、高橋さん家族のはなしではなくて、
茶の間の古い飾り棚の中で暮らすボタンたちのはなしです。


高橋さんちでは、取れてしまったボタンの置き場所が決まっています。
それは飾り棚の中のお花のような白いお皿の中。
その中には色々なボタンが入れられています。
そんなボタン一つ一つのユニークな人生?の話が、10話収められています。


どれも、ドラマチック(愉快)で、波瀾万丈(抱腹絶倒)な人生。
個性豊かなボタンたちの人生を聞いてあげてくださいな。


登場人物(ボタン物)は
・ホワイト夫人
・船乗り
・豆姉妹
・黒岩ジョー
・末っ子たち
・タビちゃん
・スミレ嬢
・うぐいすばあさん
・はりきりとっつぁん。
・再び、ホワイト夫人
よくみると、なにやらボタン以外のものも混ざっています。
なぜでしょうね〜。。。



「お皿のボタン」


たかどのほうこ/作・絵
偕成社 幼年童話  1200円(本体)




わたくしが、ホワイト夫人ですのよ。
おほほ・・・・



ボタンの人生を読んでいたら、
以前聞いたいしんじさんのお話を思い出しました。