パンダのシズカくん


とっても東洋的な、アメリカの絵本。
三木卓の詩集、好きです。
なので、今日はこの本。



この絵本を見ていたら、
映画の「パンダコパンダ」に出てくるパパンダを思い出しちゃいました。


ある日突然、カラカサと一緒にある庭に
飛ばされてきたパンダのシズカくん。
その家には、ねえさんのアディとにいさんのマイケル。
そして、末っ子のカールが住んでいました。


シズカくんと友だちになった三人は順番にシズカくんの家に遊びに行きました。
まず、一番初めはアディ。
アディは自分が作ったケーキをおみやげに持って行きました。
シズカくんは訪ねて来てくれたアディに
「おじさんとお月さま」お話を一つしてくれます。


そして、一緒に木登りをしたマイケルには「農夫のしあわせ」を
プール遊びを楽しんだカールには「どろんこ道」をそれぞれ話してくれます。


きっと、シズカくんはゆっくりと静かな声でお話してくれたんだろうなぁ。
アメリカではなくて、日本で生まれたお話のようです。
「東洋の禅の基づく話」をアメリカの子どもに、と作者が作った絵本。


逆輸入絵本?



「パンダのシズカくん」


じょん・J・ミュース/作・絵
三木卓/訳
フレーベル館   1400円(本体)



最近は、東洋にも、東洋の心が不足気味。。。