まってる。


人の人生って「待つ」ことばかり?
こんな風に考えてみたことはないけれど、
確かに、そうかもしれないなぁ。。。



一本の赤い刺繍糸に導かれながら、
ひとりの男の子の人生を辿っていく。
おしゃれで、ちょっぴり切ない絵本。
フランス語と日本語の両方が書かれています。


「おにいちゃんとよばれるひを まってる。」
「おやすみのキスを まってる。」
「ママのケーキがやけるのを まってる。」 
「・・・・・・・ まってる。」


出会い、別れ、また出会う。
こんなにシンプルな絵と文だけで、
一人の人生が語れるなんて思っていなかった。



「Moi, j'attends ... まってる。」


デヴィッド カリ & セルジュ ブロック/著
小山 薫堂 (こやまくんどう)/訳
株式会社千倉書房   1500円(本体)



これは「人生の刺繍糸」


――★追記★――
昨日、日記を書いてから色々考えた(大袈裟)
確かに「待つ」ことは大切。
だけど、全部「待つ」のは、ちょっと、人生受身過ぎない?
待ってるだけってさぁ・・・・
「受け入れる」にした方がいいような気がしてきた。
さらに能動的に
「引き寄せる」なんてどうかしら。
積極的過ぎて、この本のムードぶち壊し?(笑)