よじはんよじはん しろいはうさぎ


韓国朝鮮のおはなし。
今日は2冊。
シリドンドン  コミドンドン
シリドンドン  コミドンドン





「しろいは うさぎ」
クォン ユンドク/文・絵
チョン ミヘ/訳
福音館書店   1200円(本体)2007年5月発行


韓国のわらべうた。
どこの国にも同じように
歌い継がれたわらべうたがあるんですね。
こんな感じのうた、日本にもありました♪
「シリドンドン  コミドンドン」
「コミ」はクモのこと。
「シリドンドン」はクモが糸にぶら下がって揺れている様子。
くものすはしろい
しろいはうさぎ
うさぎはとぶよ
とぶのはからす
からすはくろい
・・・・・・・・
ふかいはかあさんのこころだね。



「よじはん よじはん」
ユン ドクチュン/文
イ ヨンギョン/絵
かみや にじ/訳
福音館書店   1100円(本体)2007年5月発行


韓国朝鮮の家庭にまだ時計が無い頃のおはなし。
お母さんに頼まれて、ちいさな乾物屋のおじさんに
女の子は時間を聞きに行きました。
「おじさんおじさん、いまなんじ?」
「いま よじはん だよ」
女の子は忘れないように
「よじはん よじはん」と言いながら帰ります。
でも、帰り道には誘惑が多い。
にわとりが水を飲んでいたり、
ありが何かを運んでいたり、
とんぼが飛んでいたり・・・
あちこち引っかかっている間に、日が暮れて・・・
「かあさん、かあさん、いま よじはん だって」


優しい絵が子どもらしさをより引きたてている感じ。
こういうことってあるよねぇ。と、微笑んでしまいます。