はるですよふくろうおばさん

寒いですね。
寒い、寒い、寒い。寒いよ〜
あたしって寒がりなんですぅ。



一年で一番寒い季節になりましたね。
暖かい静岡でも、やっぱりそれなりに寒いもんです。
寒がりなふくろうおばさんの気持ち、わかるなぁ…


まずは、マフラー。
次は、セーター。
自分の巣穴のある木。
隣り合わせの木。
その隣りも、そのまた隣りも…
森全体も。


ふくろうおばさんは、「ふくろ」を次々にせっせと編んで
どんどんかぶせる。
ひたすら、どんどんかぶせる。
もうたいへん。


こんなに一生懸命編物したら、
それだけでも暖かくなりそう。


どんどんエスカレートするふくろうおばさん。
さあ、春ですよ〜
ポカポカの春がやって来ました。
はてさてどんな展開になりますでしょうか?
それは読んでのお楽しみ!


長さんのナンセンスって、
最初は「そんなことあるわけないじゃん」と思って読み始めるけれど、
気がつくと、すっかりはまり込み
最後は納得して、また読みたくなっちゃいます。



「はるですよふくろうおばさん」


長新太/さく
講談社 1600円(本体)
4歳〜