幸福な食卓
小説の映画化といえば、
この小説も、映画になったらしいですね。
やっぱり、気になる…
朝ご飯を4人家族が揃って食べているシーンから始まるのかなぁ。
「食卓」のシーンは重要だよね。
この小説、悲しくて
「泣きのお年頃」の私は
やっぱり、泣きだね。
瀬尾まいこの作品は、
「卵の緒」からずっと、すべて読んでいます。
新刊が出る度に即行!買いです。
そういう読み方をしてしまう、作家が何人かいます。
江國香織、梨木香歩、大島真寿美、野中ともそ、川上弘美、小川洋子…スズキコージ
あらまぁ!けっこうな人数だわ。でもまだ居る気がする…
女流作家が好きなのね。
たった一人の男性は、コージさん(^^)
「幸福な食卓」は2004年11月19日発行。
手元の本はもちろん初版。
父親の自殺未遂。
母親の別居。
直ちゃん(佐和子の兄)の失恋。
坂戸君の転校。
そして、大浦君の………
どんな事があっても、朝は普通にやって来る。
激しい悲しみにおそわれた時、
普段当たり前のように過ぎていく日常が、
つまらないのではなく、有り難いものだと知る。
自分では気付かなくても、
守ってくれている人が、きっといるはず。
大丈夫、一人じゃないんだよ。
と、教えてくれます。
日記を書こうと読み返したら、
やっぱり泣いてしまいました。
でも、一回目に読んだ時に比べて、読み終わった後に
優しい気持ちになれた気がした。
「幸福な食卓」
この本、2年の間に何刷りまでいってるのかなぁ?
本のバックが新聞なのが何故かわかる人は
原作を読んでる人です。
瀬尾まいこの作品に登場する男の子(人)は、
みんな、どこか似ている気がする。
読んでいると作品の中の男の子に、自分まで恋してしまいます。
淡々としていて、
マイペースで、
ナチュラリストで、
正直で、優しい。