ブリキの音符


人の記憶って何処にあるのだろう?
子どもから大人へと移り変わっていく中で
大切にとっておきたい記憶はなんだろう。



1994年に白泉社から出版されたものを底本に
生まれ変わった「ブリキの音符」が出ました。


初めて読むのに、なんだか懐かしい。
忘れていた事を思い出すような、
心の奥に届く絵本です。


――― 巻頭の詩より ―――


まばたきの音がしてまるい涙がこぼれおち
ブリキのお皿とスプーンがあいさつする音がして
おいしいスープがやってきた

スカートをひろげて
こころが音符の階段をかけ降りて
またのぼってく

どんな時も忘れないでいよう
これはみんな 音楽なんだということを


―――――――――――――――


日々の生活に追われていると
なんだか、心がガサガサしてきます。
もっと、もっと、心がやわらかだった頃を思いだし、
ちょっと、ドキドキします。
大切にするべきことを間違っていなかっただろうか?


「美しいたつまき」
「生きている時間」
「呼吸のしかた」
「あたらしい雲」
「つめたいお皿」
「もう少しここに」
「誰かがきっと見ていてくれる」
「ブランコ」
「水の粒たち」
「ゆめの花粉」
「魔法の中で」
「小鳥がおしえてくれたこと」


ささめやゆきさんの絵と片山令子さんの文が奏でてくれる、
美しい音楽のような絵本。



「ブリキの音符」


片山令子/文
ささめやゆき/絵
アートン   2200円  2006年10月31日初版




日記のデザインを変えてみました。
イマイチよくわかっていない為に、アクセスカウンタが
消えてしまいました。
ぐすん・・・・。
なんだかんだと1時間以上やってみましたが
ダメ。
今日は時間がないのでここまで。


カレンダーを付けたので、
過去の日記が簡単に見れますよん。
どうぞ、お試しください。
では、また明日!