ルリユールおじさん
もう一度、もう一度。
くりかえし、生まれかわる。そして、つながる。
ルリユール。
ヨーロッパでは、古くなって痛んだ本に
もう一度命を吹き込む仕事があります。
それが「ルリユール」
ルリユールには「もう一度つなぐ」という意味があるそうです。
大切にされてきた本を
丁寧に丁寧に、ばらして、
小口を削って、
束ねて、糸で綴じて、
糊付けして、
表紙を張り直して・・・・・
それはそれは手間暇掛けて
仕上ていく。
著者がパリの一角にある、
ルリユールの職人のアトリエに通い詰めて
実際の作業をスケッチして出来上がった絵本。
一冊の本がこんな風に生まれ変わり、
いつまでも、いつまでも大切にされるって
本当にすてきなことだと思います。
本の命を時代を超えてよみがえらせ、
未来へつないでゆくことができる
ルリユールの技術は今、消えかけている。
「ルリユール」
ルリユールおじさんの手は「魔法の手」
百町森にも「魔法の手」を持ったおじさんがいます。
これは、ルリユール相沢おじさんが作った本です。
布張りのこの本。すべて一から相沢の手作り。
細部がよくお見せできなくて残念です!
いつまでも、大切に身近に置いておきたい本がありますか?