クマの名前は日曜日
子どもの頃、
どこ行く時も持っていたものってある?
その頃って、
何の違和感もなく、人形やぬいぐるみと会話していなかった?
そういうことができるって、
子どもの特権だよね。
アクセルが、ある朝目覚めた時から、
ずーっと一緒のクマの名前は「日曜日」。
朝から晩まで、とにかく一緒。
もう、日曜日無しではいられないアクセル。
でも、ある日、ふとギモン。
こんなにかわいがっているのに、
日曜日はどうして返事をしないんだ?
ご飯も食べないんだ?
そう考え始めたら、アクセルは急に日曜日が大嫌いになった。
あんなに大好きだったのに…
そして、日曜日のいない夜を迎ることに。
その晩、アクセルが見た夢は…
「クマの名前は日曜日」
アクセル・ハッケ/作
ミヒャエル・ゾーヴァ/絵
丘沢静也/訳
岩波書店 1500円
小学中学年〜
小さい頃の幸せを思い出した。
私もいつも一緒にいたのは偶然にもクマだわぁ。
ちなみに、クマの名前は「クマちゃん」だったよ(まんまじゃん!)