ポールと小鳥


表紙も懐かしい。
これは、童話です。
しかも、夢の童話です。


戦争で、お父さんとお兄さん亡くした少年ポール。
ポールの楽しみは、小鳥のピルルと林に行くこと。
ポールの笛に合わせて囀るピルルの歌声は、人々を幸せにする。


この本、昔の童話の復刊か!と思ってしまいますが、
実は、新刊なんです。
作者は70歳の新人の初童話作品。


いじめ、不登校、受験、戦争、テロ、ドラッグ…
現代の子どもたちを取り巻く環境は厳しいものがあります。
そんな時代に生きる子どもたちは、
こういう話をどう受け止めるのか気になります。


平和の使者ポールとピルルの物語。


「ポールと小鳥」


朝倉勇/著
安野光雅/装丁・絵


童話屋 1650円 2006年2月 初版発行


小学校高学年〜100歳



ポールとピルルと、ランパル一家のお話。