宇宙でいちばんあかるい屋根

道教室の屋上で出会った“星ばあ”は

「夜」ではなく「ヨル」が似合う。


中学生の少女「つばめ」の趣味は書道。
月曜日と木曜日の屋上はつばめの為の貸切。
お稽古が終ったあと屋上に行くのはつばめの楽しみのひとつ。

ある日いつものように屋上に行くと、
そこに見知らぬおばあさんがいた。
その日から
底意地悪くて、ずるがしこくて、粗野。
ばあさんとして嫌われる資質すべてを兼ね備えた
「星ばあ」とつばめの友情が始まる。

「14歳はとても不便だ」
好きな人のこと、家族のこと、これから自分が進む方向。
14歳を生きる少女の毎日がぎっしり詰まった物語。



「宇宙でいちばんあかるい屋根」


野中ともそ/著

ポプラ社 1200円


ヤングアダルト読物