クリスマスプレゼントン
雪だるま、喘息のいぬ、ラッパ男、メリー、まのぬけたみごとな馬、雪の生き物。
街がだいぶクリスマス一色になってきましたね。
そろそろクリスマスの本を読みたくなる頃ですね。
私はクリスチャンではないので、クリスマスは厳粛に…という感じではありません。
いつもよりもちょっぴりご馳走を食べて、ケーキにろうそくを立て「きよしこの夜」を歌う晩でしょうか。
もちろん、最大の楽しみはサンタクロースのくれるプレゼントです。
家も、車も、郵便ポストもみんな寒さに震えている晩、そんなことにはおかまいなく雪はどんどん降り積もる。
風見鶏が街を見下ろしていると、広場の雪だるまがのそのそと動き出した。
さあ、物語の始まり、始まり。
メリーはレストランの前に突然現れた「ラッパ男」を作ったのは誰かを突き止めた。
その晩メリーが夜中にこっそり、雪だるまとラッパ男の跡をつけて行くと、
今度は雪馬を作って、その馬で二人は夜の前を走り回っています。
楽しさのあまり調子に乗りすぎた雪だるまは、遂に落馬…。
さあ、大変!
メリーは走り寄り、何処からともなくやって来た雪の生き物の救急車に一緒に乗り込みます。
いつの間にか眠ってしまったメリーが目を覚ましたところは、サンタクロースの甥たちがたくさん住んでいる雪深い山奥の村でした。
コージさんが初めて滞在した冬のヨーロッパの思い出から生まれた、クリスマスのお話が2年前に復刊されました。
コージズキンのクリスマスの世界をどうぞお楽しみください。
―あとがきより―
「子供たちや、子供の心を持ち続ける人々に一年に一度、プレゼントする、サンタ・クロースは、とっても素敵な職業だなと思います。そして、こうして復刊されて、クリスマスプレゼントンは喜びの極みであります。」
「クリスマスプレゼントン」
スズキコージ/作・絵
小学生〜
1250円/ブッキング
メリーがもらった
メリー、クリスマスプレゼントン!