真昼なのに昏い部屋


『もくもくとした食べ物』は嫌いだったり、
縫い物をしたり音楽をかけてくれる『小鳥』がいたり、
『ばたんぼすん、ばたんぼすん』と叩くんだって。



江國香織の新刊、久々に一気読みしました。
彼女の書く小説はいつも生々しくてリアル。
でも読み終えると「まさかねぇ」と現実に戻る。


部屋の様子や町並み、登場人物の容姿までも
思い描くことができる。
そして、のめり込んで一気読み。


『どんな夕方が好きですか?』って、
そんな事を聞く人がいる?
聞かれたらどう答える?


『きちんとした不倫妻』って、
いったいどういう事なの?
きちんとすると、小鳥は居なくなるようです。


真昼なのに昏い部屋

真昼なのに昏い部屋

↑ぜひぜひ、amazonさんに行ってみて。
もちろん買わなくてもいいんだけど、
江國香織本人の動画が見られますよ〜


あっ、あくまで回し者ではありません。



それにしても、この本のタイトル。
すごいなぁ。さすが江國香織だわ。
「暗い」じゃなくて「昏い」んだよ。