真昼なのに昏い部屋
『もくもくとした食べ物』は嫌いだったり、
縫い物をしたり音楽をかけてくれる『小鳥』がいたり、
『ばたんぼすん、ばたんぼすん』と叩くんだって。
江國香織の新刊、久々に一気読みしました。
彼女の書く小説はいつも生々しくてリアル。
でも読み終えると「まさかねぇ」と現実に戻る。
部屋の様子や町並み、登場人物の容姿までも
思い描くことができる。
そして、のめり込んで一気読み。
『どんな夕方が好きですか?』って、
そんな事を聞く人がいる?
聞かれたらどう答える?
『きちんとした不倫妻』って、
いったいどういう事なの?
きちんとすると、小鳥は居なくなるようです。
- 作者: 江國香織
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/03/25
- メディア: 単行本
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もちろん買わなくてもいいんだけど、
江國香織本人の動画が見られますよ〜
あっ、あくまで回し者ではありません。
それにしても、この本のタイトル。
すごいなぁ。さすが江國香織だわ。
「暗い」じゃなくて「昏い」んだよ。