元永定正さん


もこもこもこ
もけらもけら
がちゃがちゃどんどん♪



静岡中央図書館まで元永定正さんの講演会に行きました。
今年のお誕生日で87際を迎える元永さん。
ついに!ナマ元永さんを拝見することができました〜♪


元永さんの代表作と言えば『もこもこもこ』。
だとばかり思っていましたが、
それは彼のアートの中のほんの一部。


『具体美術協会』って知っていますか?
どんな感じなのか???
↓このサイトに行けばちょっとだけわかります。
http://www.artm.pref.hyogo.jp/2002-2008old/exhibition/t_0401/main.html


・鉄道会社
・軍需工場
・郵便局
・材木屋
・アイスクリーム屋の営業
・読売新聞の勧誘員
進駐軍の運び屋
・社交ダンスの先生
これ、みんな元永さんの職歴。


商業学校を卒業して、職業を転々として。
そんな身の上話(昨日の佐藤正午の小説みたいだわ)から始まり、
年代を追ってご自身の作品をスライドで見せていただいた。


初めての絵本『もこもこもこ』が生まれたきっかけや、
カニツンツン』は『蟹』ではなくインディアンの言葉で『小鳥のさえずり』とこだとか、
出版予定の最新作は『むちゃむちゃ』な絵本だとか。


「我流」は「一流」の事とか、
「新しい」とは「驚くこと」だとか、
人はだれでも天才だから、自分を信じて進めば大丈夫とか。


時間いっぱい、大サービスのお話。
さらに質問にもとっても気さくに答えてくださいました。
自然体で、早寝早起きで、無理をしないで好きな事をやるのが長生きの秘訣らしいです。


今日の講演で特に印象に残った言葉は・・・
『一瞬先は光』
なんて、いい言葉でしょうか!


すっかり、元永ファンになってしまいました。
最後に関西なまりで「どうぞよろしくお願いします。」と言って、
きちんとお辞儀をされて退室されました。


現代アートの人は気むずかしいのかと思いきや、
とってもだじゃれ好きで、チャーミングなお方でした。
そうそう、会場には奥様の中辻悦子さんもいらっしゃいましたよ。



著書の展示コーナーにこんな本が。

ソソラレルわたし。