ひな菊とペパーミント


野中柊(のなかひいらぎ)、
すご〜くきれいな名前だなぁっていつも思います。
野原の真ん中に、すっくと一本の木が立っている感じ。



主人公の結花は中学2年生。
離婚した父親と二人暮らし。
幼馴染みでいつも一緒の麻衣は大切な友人。


離婚した母親とは近所なので、いつでも気軽に会っている。
「家の状況は複雑で私はちょっと不幸」と思っている結花。
中学校生活は部活も友達もそれなりに楽しい毎日。


そんな結花の家に新しい事件?が勃発!


人は毎日生きていると色んな事に出会う。
そして、人にも出会う。
初めは不安でも、素晴らしい出会いに変わる事も多々ある。


みんな、それぞれに色々な事情を抱えながら生きているから、
出会った人の幸せを願いながら、その出会いに感謝できる。
そんな気持ちになれることが、幸せなのかもしれないね。



『ひな菊とペパーミント』


野中柊/著
講談社 1300円(本体)