『楽園の歳月』宮迫千鶴遺稿集


宮迫さんの新刊が出ました。
大切に、大切に、読んでいます。
ありがとうございます。



この本には病床で宮迫さんが書いた(書こうとしていた)
三編の短編ファンタジーも収録されています。
どれも、最後まで読んでみたくなるタイトルです。


「流れ星の音楽」
「月夜のサーカス」
「太陽のレストラン」


きっと、いつも前向きだった宮迫さんらしい童話になったんだろうなぁ。
あとがきで谷川さんは、
この先は読者の皆さんのご想像にお任せします、
というようなことを書かれています。


未発表のエッセイや、スナップ写真が収録されています。
本の帯にある文が宮迫さんそのもののような気がします。
ここに、転載します。


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天使のように無心に描き、魔女のように深く思考し
詩人のように言葉を選び、獏のように夢を食べて
雑草のように生きることをモットーとした
宮迫千鶴の日々の暮らしへの愛。


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私も、日々の暮らしに感謝する毎日を送りたい。
そして、天使や魔女や詩人(これはかなり無理)、
さらに獏だったりしながら、雑草のように生きたい。


ちょっと、落ち込んだりしそうな時にはこの本を開こう。
宮迫さんのいう「楽園」を作れるように。


『楽園の歳月』
宮迫千鶴遺稿集


清流出版 2800円(本体)
2009年1月19日 初版発行