黒いバイオリン


なんだかきれいな表紙だなぁ・・・
って思って手に取りました。
途中、胸がドキドキ辛くなりました。



表紙の隅っこに立っている死神を見落とした。
読み始めたら、病気の妹とそれを見守る兄のお話。
「病気の人と話すのは難しい、  
   なにもかも空しく聞こえる」


途中、ちょっと後悔?しそうになったけど、
最後まで読んでよかった!
だって病気・死神・黒いバイオリン。
(なんだか暗いでしょ)


両親は普通に一緒に暮らしているけれど、
1回だけ、それも意味深に登場するだけ。


人はきっと誰でも心に音楽を持っているんだね。
妹サーラの為にお兄さんが弾く黒いバイオリンの音。
私も聴いてみたい。



「黒いバイオリン」


ウルフ・スタルグ/作
アンナ・ヘグルドン/絵
菱木晃子/訳
あすなろ書房   1000円(本体)