宮迫千鶴


今日の伊豆は雨。
宮迫さんに逢うために、
川奈にやって来ました。
私って、こんなに泣き虫だった?



「神様のおはからいは、私たちには予測できません」
と、佐藤初女さんが弔電でおっしゃった通りです。
60歳は、まだまだ若すぎます。


祭壇から参列者を見下ろす宮迫さんの写真は、
たぶんご自宅の庭でのスナップ。
淡いグリーンのブラウスを着て、
植物の緑に囲まれて微笑んでいます。
とっても素敵で見とれてしまいます。


宮迫さん。本当ですか?
ここまで来てもまだ信じられない。
(信じたくない。)
次から次に、いろいろな事が思い出されます。
宮迫さん、たくさんの思い出をありがとうございます。


喪主の谷川晃一さんが最後に、
優しく微笑みながらお話された宮迫さんのお茶目ぶりの数々に、
参列者からも笑いがこぼれました。


『宮迫は、いつも何かに夢中になっている人でした。』
と語る谷川さんのお話は宮迫さんへの愛に溢れていて、
伊豆高原で過ごされた20年の歳月が本当にお幸せだったのだと痛感しました。


療養中に宮迫さんが考えついたという、
4つの童話、どんなお話だったのか知りたかったな。
手がむくんでペンが持てなかった宮迫さんに、
『僕が聞いてメモをとろうか?』
と、谷川さんが言ったら、
『大丈夫、もう私の頭の中では校正も終わっているから』
と、宮迫さんはおっしゃったそうです。


知りたいなぁ…


かなり早目の旅立ちですが、それは神様のおはからい。
たった一度の人生で、
宮迫千鶴という女性に出会えた私は幸せです。
その出会いに感謝し、あらためてご冥福をお祈りします。




帰り道、伊東の駅で見たサボテン。
そういえば、宮迫さんの著書に『サボテン家族』ってあったなぁ…
自宅駅に着き伊豆の方向を振り返ったら、
あんなに降りしきっていた雨もすっかりあがった様子。
宮迫さん、新しい旅立ち、道中くれぐれも、お気をつけて。


宮迫さんとのお別れに行って、また新しい出会いがありました。
出会いについては後日また。



ところで、今日初めて知った宮迫さんのお誕生日。
なんとっ!
娘(長女)と同じ、10月16日でした。
この期に及んで、さらにご縁を感じずにはいられません。