会パン

昨日のつづき。



Web上で連載されていた4コマ漫画が単行本になったもの。
「会」の舞台は、(株)コーナス出版社。(フィクション)
本屋にはかなり近く感じるところです。


著者の鈴木ともこさんもあとがきで書いていますが、
「会社」という場所は不思議なところです。
年齢も性別も様々な人々が入り交じり、入れ代わりながら、
同じ一つの会社を維持し、継続していく。


その中には、仕事仲間としてだけ付き合う人もいれば、
会社を出てからも何かを一緒に楽しんだりする人もいる。
自分の生活を支える資金調達の場でもある会社。
一日の大半を過ごす会社の居心地は、やっぱりいい方がいいよね。



会パンに登場する人々は、なんとなしに、誰かに似ている。
あぁ、これってうちの社長もいっしょだよ〜。
そうそう、こんな事って確かにあるよぉ。
と、気が付けば自分のまわりの実在の人物に勝手に当てはめている。


こんな会社ありそうだよなぁ…と思う半面、
いやいや、あるわけないじゃんとも思う。
ゆる〜い笑いを誘う、会パン4コマ漫画。


私も、定年(百町森に定年はあるのか?)の三年前になったら、
コーナス出版社のやす子さんのようにあちこちに出掛けて、
会社のみんなにお土産を配り歩くような人になりたいなぁ…。



「ふつうの会社でパンチパーマ」


鈴木ともこ/著
ビレッジブックス 1100円(本体)