ベッキーのたんじょうび


昨日、トモサマの誕生日のプレゼントにステキな絵本はないかなぁ・・・
と近くの書店を探したら、
こんなにステキな夏の一日の絵本を発見しました。
うっとりです。



これは、実際にターシャ・チューダが娘にしてあげた、
10歳の誕生日の一日のおはなし。


誕生日のお祝いは、プレゼントをあげて、ケーキを食べる。
そういうことではないんだなぁ、とつくづく思わされました。
こんな風に、両親からも、兄弟からも、
さらに、村の人やともだちからもお祝いしてもらったら、
本当に一生忘れない誕生日になります。


朝目を覚ましたベッキーは言います。
「おたんじょうびの朝だわ。わたし、10歳!」
そのあとに続く本文がその日を迎えた喜びを表しています。


――本文より――
きのうときょうのあいだに、
ひとつおおきくなった感じはしなかったけど、
うれしさがあふれてきます。

――――――――


ベッキーは初めて自分で髪を結います。
(その為に、お母さんには内緒で練習していました)
それをお母さんがお父さんに報告すると
ベッキーはかしこい子だと、前からわかっていたよ」と、お父さんは言います。
あぁ、なんてステキな褒め言葉!


朝一番にそんなステキな体験から始まって、
家族揃って「お誕生日のピクニック」の準備に取りかかります。
もちろん、ベッキーも買い物に行ったりお兄さんとアイスクリームを作ったり
みんなと一緒にピクニックの準備をします。


「お誕生日のピクニック」はサプライズがいっぱい!
丸々一日の体験が家族からのプレゼント。
どのサプライズも心がこもったものばかり。
何度読み返してもうっとりしてしまいます。


ベッキーのたんじょうび」


ターシャ・テューダ/絵・文
ないとうりえこ/訳
メディアファクトリー  1600円(本体)2007年7月20日



誕生日の喜びは一人だけのものじゃないんだよね。

お母さん、ありがとう。


さすが、ターシャ・テューダ。
あなたにはまったく、かないません。
でも、やっぱり、あこがれます。