ディック・ウイッティントンとねこ


1951年に出版されたイギリスの昔話。
あら、あたしが生まれる前だわ。
何年前かって?それは、ひ・み・つ・・・。



ディック・ウイッティントンは早くに両親を亡くし、
幼くて働けないので、村の人たちに食べ物を分けてもらい
ボロをまとい、貧しい暮らしをしていました。


ある日、ロンドンへ行く男に誘われて、
憧れの都に行ったディック。
しかし、そこでも暮らしは何も変ることなく
貧しくつらい日々だった。
そして、ついにあるお屋敷の前で倒れてしまうディック。


そのお屋敷は大金持ちのお屋敷。
ディックはそのお屋敷で働かせてもらうことになりました。
安心したのも束の間。
意地悪な料理人の女と、屋根裏部屋のネズミに悩まされ
ほとほと疲れてしまうディック。


そんなディックに初めて幸運をもたらせてくれたのは、
町で女の子から買った一匹のねこ。
ディックはそのねこのお蔭で
町の人達に「ウイッティントン殿」と呼ばれるまでになります。


ねこはどうやってディックに幸せをもたらせてくれるのでしょう?


ねこは、長靴を履いたりしていません。(悪しからず)
ねことして当たり前のことをやっているだけ。
・・・な、ところがいいなぁ。
やっぱり、昔話ってすーっと体に染み込んでくる。
もちろん、最後はハッピーエンドだね。



「ディック・ウイッティントンとねこ」


マーシャ・ブラウン/再話.絵
まつおかきょうこ/訳
アリス館  1300円 2007年6月20日初版発行



左:マーシャ・ブラウンさん/右:松岡亨子さん


↓今日のおやつ。ぴっかぴかです。

6月→山形→さくらんぼ!
本日届きました〜っ!!!美味ですぅ。
ありがとうございます。M-A様。