へんてこ島うた


「へんてこ島うた」じゃなくて、
「へんてこ漁師うた」?



高部晴市の絵は、ガリ版なところもユニークだけど、
この絵本は、アングルもすこぶる、おもしろい!


漁師というものは、
「口」がついているものはなんでも釣り上げることができるそうな。
と、いうわけで川(河)の無い島に住んでいる若い漁師は
ある日、河を釣りに出かける事にした。


河に口は無いと?
いやいや、河が海にそそぐところは「河口」です。
ほうら、「口」があったでしょ。
河を釣る時のエサってなんでしょう?
わかりますか?
当ててみてね!



「へんてこ島うた」


内田麟太郎/文
高部晴市/絵
パロル舎   1400円(本体)



「口」があるものを全部釣ることができるなら、
生活には困らないよね。
「袖口」で洋服を釣って(衣)
「動物・魚の口」で食べ物を調達(食)
「玄関口」で家まで釣れちゃう(住)
ほうら、衣・食・住・が揃っちゃうもん。


まだまだあるよねぇ・・・。
考えてみてね。