ナツメグとまほうのスプーン
かわりばえのしない毎日。
何かを求めて散歩に出た、ナツメグ。
ナツメグは、いとこのネズビットとニコデマスおじさんと暮らしています。
毎日同じ朝ご飯。
毎日同じ昼ご飯。
そして、毎日同じ晩ご飯。
こんな暮らし、息が詰まりそう、
と、ナツメグは海辺へ散歩に出掛けました。
ゆらゆらと流れ着いたビンの中に、
キラリと光るものがあります。
ナツメグがビンのふたを開けると
中から突然大男が、じゃじゃじゃじゃじゃーん!
大男は「三つ願いを叶えてやろう」
と、ナツメグに言います。
ナツメグの願いは
「晩ご飯にちがうものを食べたい」
「朝ご飯にちがうものを食べたい」
「昼ご飯にちがうものを食べたい」
この三つです。
大男はナツメグに魔法のスプーンをくれました。
魔法のスプーンのおかげで、
3人は今までにない豪華な晩ご飯に恵まれます。
その晩、3人は幸せな気持ちで眠りにつきます。
ところが、夜中に魔法のスプーンは大暴れ!
さぁ、この先いったいどうなるのでしょう?
ナツメグの三つの願いは叶うのかしら?
「ナツメグとまほうのスプーン」
ディヴィッド・ルーカス/作
なかがわちひろ/訳
偕成社 1300円 2006年6月新刊
小学校〜